需要家への説明資料(R6年1月18日現在)
(1).需要家への説明で利用いただきたい資料(ページ下に各資料の解説あり)
資料1.スキーム比較表(PPA・リース・割賦・Roof Plus)
資料2.Roof PlusとPPAスキームの定性比較「スライド資料」
資料3.Roof PlusとPPAの経済性比較「スライド資料」
資料4.節税関連:中小企業経営強化税制(中小企業庁)
資料5.節税関連:導入顧客の節税メリット(RDo作成マニュアル)
資料6.Roof Plus提案前 RDoへの申請書
資料7.Roof Plus社会還元プログラム申込書
資料8.Roof Plusアンケート調査(地域中小企業の電力高騰化対策、なにびにサプライチェーンの脱炭素対策にむけて)
資料9.プレスリリース(R5/10/27)
【資料1】スキーム比較表(PPA、リース、割賦、Roof Plus)
【解説1】費用負担ゼロスキーム(PPA、リース、割賦)とRoof Plusを比較した。リース、割賦の場合、契約期間が最長10年程度であるため、初年度からの電力削減メリット創出(「返済額<削減メリット」)は期待できない。初年度からメリットを創出するには、15年以上の期限の利益提供が必須であり、このために15年間の長期信用補完制度を開発した。PPAの場合、20年程度の長期にわたる電力削減効果は期待できるが、電力料金が長期間にわたって縛られるため、将来的には電力料金が下がった際の機会損失リスクが懸念されている。
【資料2】「PPAとRoof Plus 定性比較表」について「スライド資料」
【解説2】PPAの場合、事業者の審査基準に、①与信(信用評価機関50点以上)、②.小口PVはやらない(250kW~/経済的合理性)などのハードルがある。需要家にとってのスキーム課題は、③.長期の電力固定契約(将来の電力コスト低減による機会損失リスク懸念)、➃.PVを保有する第三者からの制限(例:需要家施設の移転改築が自由にできない)などがある。
Roof Plusは、こうしたPPAスキームのデメリットを解消するため開発したイニシャルレス導入スキームであり、以下の点において需要家メリットがある。①.実質、信用評価機関の評点45点前後の先も検討可能(この場合、元利込み10百万円まで)、②.小口50kW~の工事対応(さらに、自治体と連係して地元工事会社を下請けとすることで、富の地域循環に貢献できる)、③.節税効果の先取りで将来の電力価格低減による機会損失不安に対応(解説4.5.6詳説)できる、などから、結果的にRoof Plusは「自給自足型電力システム」の自社導入スキームとしての納得感がある。
◆需要家へのRoof Plus説明に際しては、「費用負担ゼロで初年度からの電気料金削減効果が期待でき、即時償却(または10%税額控除)が可能な国内初の自家消費型太陽光の導入スキーム」で、大阪府ならびに兵庫県のホームページにも掲示されるスキームとしてご推奨いただきたい。
【資料3】「PPAとRoof Plus 経済性比較」について「スライド資料」
【解説3】RDoは、需要家への提案資料として、①.Roof Plus経済性シミュレーション、ならびに②.PPA(旧一電)とRoof Plusの経済性比較資料を提供する。資料①では、割賦支払い額を全発電量で除した「電力単価相当」、ならびに自家消費率と売電益を加味した「初年度からの電力削減メリット」を訴求している。資料②は、節税効果(「中小企業経営強化税制」)を加味した、PPA(旧一電)メリットメリットを訴求している。特に「将来の電力料金」低減に際しての機会損失リスクを懸念される需要家にむけ、節税効果(即時償却)を考慮した場合、節税額相当分は、将来の電力料金換算で、▲4~5円/kWhの低減効果となり、Roof Plusの大きな優位性となるためご活用いただきたい(以下の質問1.解説1ご参照)
◆「スライド資料」:サンプル事例の基本条件:添付資料の電力単価想定(添付シミュレ(1))は、容量100kW、イニシャル原単位=180千円/kW、全負荷時間=1100時間、自家消費率=80%、の事例で、投資額には、(割賦総額+信用保証料+動産総合保険料(本来は顧客負担)+パワコン20年間瑕疵保証料+遠隔監視システム+15年間CO2削減量の毎月報告+15年間 年間削減量認証サービス+固定資産税相当(本来は顧客負担))が含まれ、全発電量(kWh)で除した数値を提示している。経済性比較(添付シミュレ(2))においては、自家消費率、売電料金、減衰率(売電部分のみ)を考慮し、旧一電価格との比較メリットを提示している。PPAとの経済性比較においては、中小企業経営強化税制(即時償却 or 10%税額控除 選択可能)を加味した、20年間の「実質資金流出額」を比較している。現在価値修正の割引率設定は、「0%」デフォルトであるが、必要に応じて変更可能である。
【資料4】節税効果:「中小企業経営強化税制/中小企業庁策定」
【解説4】節税効果訴求に向けては、添付の中小企業庁策定の「中小企業経営強化税制」資料を需要家に提示いただき、申請手続きは顧問税理士に依頼いただくようご示唆ください。なお、本税制適用に向けては、需要家決算が3/末の場合は、夏までの提案が効果的(今期の業績がみえはじめ節税対策など検討開始するのがこの時期) また、年度内工事完成にむけては、工事期間や申請期間から逆算して、秋口には採用決定が望ましいと考えられる。
【資料5】「節税効果(RDoマニュアル)」
【解説5】中小企業庁策定の「中小企業経営強化税制」資料をベースに社会還元プログラムメンバー用に策定した。留意すべき点は税制対象外となる業種(娯楽業 映画館除く)があることで、需要家提案前に十分な確認が必要である。