LP追記プレビュー Q15〜Q18 ⑥ PPA比較テーマ
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⑥ PPA(電力購入契約)との比較

「PPAの方が得では?」——よくある誤解と、事実

担当者がPPAの方が有利と感じる理由は主に「単価」「タダでもらえる」「廃棄費用不要」の3点です。 以下では、それぞれを法令根拠・数値エビデンスに基づいて整理します。

Q15
PPAの単価(例 17円/kWh) × Roof Plus 20年(税引き後)累積コストは、どちらか得か?
A.

「PPAは17円で安い」という直感は自然な出発点ですが、比較には「税引き後の実質負担額(20年累計)」の視点が欠かせません。PPAの電気代も法人の損金として全額算入できるため、実際の手出しは税率分だけ圧縮されます(実効税率30.8%の法人なら、17円払っても実質11.8円/kWhの出費)。Roof Plusの割賦代金も同様に損金算入されます。どちらも「税金が減る効果」を持つため、20年の税引き後実質コストは驚くほど近づきます。

PPA(17円/kWh・20年固定)
1,892
万円(税引き後 20年累計)
Roof Plus(割賦+固定資産税)
1,897
万円(税引き後 20年累計)
差額:わずか 4.6万円(年換算 約2,300円/年)

Roof Plusの年間割賦代金は確かに大きく見えます。しかし導入初年度に100%即時償却により769万円の節税が確定します。 この「先に確定するキャッシュイン」がPPAとのコスト差をほぼ埋めます。 「単価が安い=20年で得」という前提は、税引き後で見ると成立しません。

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試算条件:夏至案件(年間発電量84,296kWh・減衰0.5%/年・法人実効税率30.8%・PPA単価17円固定・Roof Plus割賦166.4万/年・節税769万一括計上)。 個社の設備規模・電力単価・課税状況により結果は異なります。根拠:法人税法第22条第3項(損金の額)
Q16
PPAなら20年後に設備をタダ(または格安)でもらえると聞きました。それがあればRoof Plusより得ではないですか?
A.

「格安譲渡」は受贈益として法人税の課税対象となる可能性があります。 また、PPAを選んだ時点でRoof Plus固有の769万円節税機会は永久に失われます。 この2点を合わせて考える必要があります。

根拠法令
  • 法人税法 第22条第2項:無償または著しく低い対価による資産の譲受けその他の取引から生じる収益は益金に算入する
  • 法人税基本通達 9-1-1:資産の時価は公正処理基準に基づき算定する

太陽光発電設備は稼働25〜30年の耐久性があります。20年後にも相応の市場価値が残存する可能性があり、 その時価と譲渡対価(たとえば1円)の差額が受贈益として課税されます。

試算例: 仮に20年後の時価が200万円で、1円での譲渡を受けた場合 → 受贈益 ≒ 200万円 → 追加法人税 ≒ 62万円が発生する可能性があります。

加えて、PPAを選択することで中小企業経営強化税制による100%即時償却(769万円節税)の機会は、契約時点で永久に消失します。 「20年後にタダでもらえるかもしれない利益」と「初年度に確定する769万円の節税機会損失」は、切り離して考えることができません。

根拠法令:法人税法 第22条第2項(無償取引の益金算入)、法人税基本通達 9-1-1(時価評価)、 中小企業経営強化税制(中小企業等経営強化法 第17条)。 注記:受贈益の具体的な計算・時価算定は個別状況によります。必ず税理士・公認会計士にご確認ください。
Q17
PPAなら廃棄・撤去コストはPPA事業者が全部負担してくれますか?Roof Plusは将来の廃棄費用が心配です。
A.

廃棄物処理法第3条は「事業者は、その事業活動に伴って生じた廃棄物を自らの責任において適正に処理しなければならない」と定めています。この排出事業者責任はPPAでも同様に適用されます。廃棄・撤去コストはPPAとRoof Plusのどちらにも発生し得ます。

PPAの場合、廃棄・撤去費用の負担割合はPPA事業者との契約内容によって異なります。「PPA事業者が全額負担する」と明記されているケースばかりではなく、需要家に費用が及ぶ場合もあります。PPAだからといって廃棄費用がすべてPPA事業者持ちになるとは限りません——いずれにせよ発生する費用だからこそ、契約書の廃棄・撤去条項を必ず事前に確認することが重要です。

違いは「廃棄費用の確実性・予測可能性」と「追加リスクの有無」にあります。

廃棄費用の観点 PPA Roof Plus
廃棄物処理法の適用 需要家(占有者)も排出事業者になる可能性あり 設備所有者として最初から明確
廃棄費用積立制度 対象外(FIT/FIPのみ対象) 同様に対象外
廃棄費用の計画・予算化 △ PPA事業者の継続が前提 ◎ 所有者として自ら計画可能
事業者倒産・廃業時 費用が需要家に転嫁されるリスクあり なし(自社設備)
現状有姿譲渡リスク 契約によっては廃棄責任が移転する場合あり なし
根拠法令・制度
  • 廃棄物の処理及び清掃に関する法律 第3条:事業者は、その事業活動に伴って生じた廃棄物を自らの責任において適正に処理しなければならない(排出事業者責任。PPAでも同様に適用される)
  • 再エネ特措法(2022年7月施行)廃棄費用積立制度:FIT・FIP認定事業者(10kW以上)を対象とした制度。自家消費型PPAは対象外(Roof Plusも同様に対象外)
  • 太陽電池廃棄物の再資源化等の推進に関する法律案(2026年4月3日 閣議決定・経産省・環境省、2027年末施行予定):「実質的な排出者(解体工事の注文者で処分費用を負担する者)」が廃棄責任者とされる方向
注記:廃棄物処理法上の排出事業者の特定は個別の状況によります。PPA契約においては廃棄・撤去費用の負担条項を必ず事前に確認してください。撤去費用の目安:5,000〜15,000円/kW(業界一般)。個別契約については法務の専門家にご確認ください。
根拠法令:廃棄物の処理及び清掃に関する法律 第3条(排出事業者責任)、 再生可能エネルギー電気の利用の促進に関する特別措置法(2022年7月施行)、 太陽電池廃棄物の再資源化等の推進に関する法律案(閣議決定 2026年4月3日)。 要点:廃棄費用の発生はPPAもRoof Plusも同様。PPAでは契約上の負担割合確認が必須。差は予測可能性と追加リスクの有無。
Q18
計算してみると、10年目あたりでPPA累計コストがRoof Plusを下回りました。その後はずっとPPAが有利なのでは?
A.

10〜15年目の「一時的な逆転」は試算上正確な事実です。ただし20年間にわたって逆転が継続するわけではありません。

Y1〜Y9
RP有利 初年度769万円節税の先行効果により、Roof Plusの累計コストがPPAを大幅に下回る
Y10〜Y15
PPA一時有利 割賦支払いの積み上がりによりRoof Plusが不利。この時期の最大差額は累計約460万円
Y16〜Y20
FREE ZONE
急収束 割賦完済によりRoof Plusの年間コストがほぼゼロ。5年間でPPAとの差が急激に縮小

Y20時点での累計コスト差はわずか4.6万円(年換算約2,300円)まで収束します。 「Y10〜Y15の逆転が20年続く」という見方は、Y16以降の FREE ZONE を考慮していません。

同じ20年コストでRoof Plusだけが持つ3つの追加メリット
  • 初年度769万円のキャッシュイン確定 — PPAでは永久に得られない即時償却節税
  • Y16〜Y20の5年間は実質コストほぼゼロ — 割賦完済後の電力は「ほぼ無料」
  • 20年後も設備が自社資産として残る — 追加利用・売却・継続稼働の選択肢あり

PPAにはこれら3つのメリットはいずれも発生しません。

試算条件:夏至案件(84,296kWh/年・減衰0.5%/年・法人実効税率30.8%・PPA単価17円固定・Roof Plus割賦166.4万/年×15年・節税769万一括計上)。 個社の設備規模・電力単価・課税状況により結果は異なります。
⑦ 電力コスト・設備管理・ESG

Roof Plusが選ばれる、もう3つの理由

コスト比較だけでなく、電力高騰リスクの遮断・専門管理者不在への対応・ESG目標への貢献という3つの価値を提供します。

Q19
電気代はいずれ落ち着くのでは?固定された割賦代金を15年払い続けるリスクの方が大きくないですか?
A.

産業用電力(中小企業が主に契約する電力種別)は、2010年度の14.33円/kWhから2023年度には24.89円/kWhへ、13年間で74%上昇しました(資源エネルギー庁「電気料金の推移(実績)」2023年度版)。単純年平均では約5.7%/年の上昇ペースです。2022年度には27.55円/kWh(同比+92%)とピークに達しました。

産業用電力(2022年度ピーク)
27.55
円/kWh / 2010年度比 +92%
Roof Plus(割賦代金換算)
固定
電力市場価格に連動しない・15年間不変

Roof Plusは割賦代金(年間166万円程度)が15年間固定されており、電力市場価格がどれだけ上昇しても追加コストは発生しません。電力単価を15年間完全固定する効果があります。

将来の電力価格上昇要因(確認済み政策・動向)
  • GX賦課金(2028年度〜予定):GX推進法(脱炭素成長型経済構造への円滑な移行の推進に関する法律・2023年5月成立)に基づく排出量取引の財源として電力価格への転嫁が予定されている
  • AI・半導体工場による電力需要増:国内データセンター・工場新設に伴う構造的な電力需要の増加
  • 送配電コスト増:再エネ36〜38%目標(第6次エネルギー基本計画)達成に向けた系統整備・蓄電コストの電力料金への反映
出典:資源エネルギー庁「電気料金の推移(実績)」2023年度版(産業用電力平均単価)。 5.7%/年は13年間累積上昇の単純平均(複利換算では約4.3%/年)。 法令:GX推進法(2023年5月成立)、第6次エネルギー基本計画(2021年10月閣議決定)。
Q20
中小企業には太陽光専門の設備管理者がいません。知らないうちに発電が停止していたり、突発的な大修繕費用が発生するのが心配です。
A.

Roof Plusは設置後の管理リスクを一括カバーするパッケージを提供しています。専門管理者不在の中小企業でも安心して運用できる3つの仕組みがあります。

Roof Plus 管理サポートパッケージ
  • 365日遠隔監視・即時発報 —— 発電量・システム状態をリアルタイム監視。発電停止・異常を検知した場合に即時発報。 知らないうちに発電が停止して損失が積み上がるリスクを排除します。
  • 瑕疵保証保険 —— パネル・パワーコンディショナーの瑕疵・故障による修繕・交換費用を保険でカバー。 突発的な高額コスト負担リスクをゼロにします。
  • 延長保証(工事費用含む・最長20年) —— メーカー保証に加え、工事費用を含む延長保証を最長20年間提供。 設備稼働期間の全体にわたる安心を提供します。

中小企業が設備を自社保有した場合の不確実性(いつ壊れるか・いくらかかるか)を、定額の割賦代金の中で吸収する設計になっています。

注記:個別の保証条件・保険の詳細は契約書・仕様書をご確認ください。
内容:Roof Plus パッケージに含まれるサービス内容(RDo確認情報)。保証年数・保険条件は設備仕様・契約による。
Q21
CO2削減の効果はどのくらいですか?取引先・金融機関・採用活動でのESGアピールに使えますか?
A.

自家消費型太陽光は、購入電力のCO2排出量(GHGプロトコル Scope 2)を直接削減します。

CO2削減量試算(夏至案件・年間)
約 37.2 t-CO2 / 年
84,296 kWh × 0.441 kg-CO2/kWh(環境省 2022年度全国平均実排出係数)
ESG活用の具体的な場面
  • Scope 2排出量の削減報告 — 購入電力のCO2を年37.2t削減した実績として定量報告が可能
  • RE100・SBT・CDP対応 — 自家発電による再エネ比率向上として、RE100目標・SBT達成への貢献実績に計上可能
  • 取引先・金融機関への定量報告 — 年次CO2削減レポートを提供。調達基準・サプライチェーン審査・融資審査での活用が可能
  • 採用・地域ブランディング — 数値で示せるESG行動の実績として、求職者・地域社会・行政へのアピールに活用可能
排出係数:環境省「電気事業者別排出係数」2022年度 全国平均実排出係数 0.441 kg-CO2/kWh。実際の削減量は採用係数・年度・電力会社により異なります。 ESG:Scope 2はGHGプロトコル Corporate Standard定義。RE100はThe Climate Group基準。
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